2015年2月9日月曜日

便利な道具:WMFの圧力鍋

WMFの圧力鍋を使っていますが、これが大変便利です。圧力鍋ではなく、もっぱらただの鍋として使っているんですが、これが大変重宝しています。道具というのは「あれもこれもできて便利」と思って手に入れると、たいていの場合ろくに使い物にならなくて、それよりむしろ、ほかの目的で手に入れたはずのものが、別の目的であれこれ使えるということが多いように思う。これもぼくはただ玄米を炊くために圧力鍋が欲しかっただけなのだが、いまではすっかり、圧力鍋としてよりも、普通の鍋として日々多用しているのだから分からない。圧力鍋って圧力をかけるだけかと思いきや、普通の鍋としてもかなり高機能だった。
どういうことかというと、

・朝これでたっぷりと茶を作り(容量2.5Lなので2Lほど楽に作れる)
・口まわりの作りが秀逸なので注ぎ口はないがどこから注いでも液垂れせず
・麺(パスタ)を茹でたり
・この上に板をおいてセイロをかけたり
・蓋がぴったりと閉じるので無水鍋的な使い方ができ
・ゆえに野菜の重ね煮ができ
・たいていの煮物、スープはこれで作れ
・蓄熱性が高いので、いちど温まれば冷めにくく、保温鍋のような効果もあり
・底面が18cmと小さめなので、ガス台にかけたときに邪魔にならず
・しかし割に高さがあるので容量も多く、小さめから多めまで作れて
・ステンレスなので扱いに気をつかわなくてよく
・作った料理を入れっぱなしにしても鍋がいたまず(もちろんおすすめではないが)
・持ち手が熱くならず、蓋も熱くならず
・かつ圧力鍋としても使える

という。
これだけ便利であるのでこれを超えるナベが現れないわけです。圧力鍋として高機能かどうかは分からないが、圧力鍋としてももちろん普通に使えます。持ち手が取り外せて洗えるので便利といえば便利。デザインも余計なものがついてなくシュッとしている。この鍋が意外に便利なのは、底面18cmの割に高さがあって容量が入ることなんだけど、でもそんなことは買うときにまったく考えていたわけではないから、ケがの功名というか、何が便利で不便かは実際に物を使ってみるまで分からないものだ。

というわけで、うちの台所はこの鍋と前回紹介したアサヒ軽金属のオールパンの二つあればほぼ事足りてしまうな。