2015年5月28日木曜日

いろんなものの末路:ホグロフスのウインドシャツ



ホグロフスのウィンドシャツ。ウィンドシャツというのは、アウトドアに行く人たちの間では有名なタイプのウェアだけど、いわゆるウインドブレーカー。保温性はあまりなく、ちょっと肌寒いときに、軽く羽織るパーカというか、アウター。保温性がない分、夏とかちょっとしたときに羽織れて便利です。本降りなんかは無理ですが、少しの雨だったらしのげる。保温性はないといっても風を防いでくれるので、これ一枚羽織るだけでかなり温かい。綿麻なんかと違って化繊なので、湿気の抜けがよくない分、ある意味では温かく、秋冬なんかにこれをインナー代わりに着ておくと、かなり違う。素材がいいのか、一昔前のいわゆるウインドブレーカーと違って、あんまりシャカシャカ言いません(ものによってはシャカシャカ言うのもある)。



胸ポケットにこうやって畳み込むことが出来て、パッカブルになる。畳むとしわしわにはなるけれど、着ているとだんだんしわが落ちるので(もちろん完全にではない)気になりません。ホグロフスは北欧のメーカーで、あっちの人は体型が大きいらしいので、平均的日本人身長のぼくだとXSでジャスト。



実測で144g。かなり軽い。若干ストレッチの入った伸びる素材で動きやすく、自転車にも乗りやすかったので、一時期毎日制服のように着ていた。しかしそれでもまったくといっていいほど、ほつれたり破れたりしないのがアウトドアウェアの凄いところである。しかし、本体はまったくいたんでいないのだが、こんなところにほころびが。



分かりにくいんだけど、ファスナーの留め具の部分が一部欠けた。小さいけど酷使するところなのでガタが来たんだろうが、ここが欠けたせいで、ジップを留めるのに一苦労する。修理できるもんならしたいんだが、この部分だけ替えるのは無理そうなので、となるとファスナーごと取り替えないといけないんだろうか。直せば着れなくもなさそうだけど、開けづらかったり、使い勝手が悪くなりそうだ。アウトドアのウェアって、徹底的に利便性を追求した「身も蓋もなく便利」なところがいいわけだから、それが損ねられちゃうってどうだろうなあ。便利でなくなったらアウトドアウェアの意味がない。となると、下手に修理を考えるより、着るだけ着たおして、ダメになったらおさらばするのが賢いのかとも思ったり。ものを大切にしようという気持がある分、そのあたりの兼ね合いが分からない。まあ物には何事も末路があるということです。