2014年3月14日金曜日

ぬか床仕込み:ぬか漬け美人


先日の林弘子さんにハマってぬか床を仕込んでしまった。本当は糀とかそのへんのところも仕込みたいんだけど、そこまでちょっと体が動かないので、てはじめにぬか漬けから。ぬか床ならぼくにでも仕込めます。一日一回、かき混ぜるだけだし。用意したのはこんな感じ。

生ぬか 500g
塩 65g(13%)
水 2カップ弱(350ー400ml)
干し椎茸 小2個(うまみだし)
唐辛子 1本(腐敗防止)

特にぬかは炒らず混ぜ合わせるだけ。
ぬか床が熟成するまで捨て漬けをするといいらしいので、塩をまぶした野菜くずをぽいぽいと放り込む。毎日かき混ぜてくず野菜を取り替えれば2週間ほどでぬか床のできあがり。

生ぬかは知り合いの農家さんに分けていただき、塩はけちらずきちんと海の天日塩。干し椎茸も知っている農家さんのものなので、うーむ、まさに大地のめぐみですな。


ぬか床の容器には野田琺瑯の「ぬか漬け美人」を用意しました。ある意味、材料費はほとんどかかっていないのにこれがいちばん高いかもしれない。適当な容器でよかったんだが、何しろ外に買い物にいけないので、オンライン注文をしたら、専用の容器になってしまい、高くついてしまった。まあ、カメや壺を買ったわけでないし、専用の容器ということで段相応の働きをしてくれると期待しよう。ちなみにぬかの水とり器(穴の空いたおちょこみたいな形をしていて、ぬか床に埋めると余計な水分が入って来る仕組み)もついてきます。容器の取扱説明書を見るとぬか1キロまで仕込めるぽいが、いまのところぼくは半量スタート。1キロのぬかだと口までぎりぎりになる感じだと思う。(試してみたけどそこまではならなかった。)

しかしホーローの容器というのは便利なものだなあ。プラスチックの容器よりよほど長持ちします。ほかにもホーローの入れ物は持ってるけど、中身を気にせずばんばんぶちこめる。プラスチックの容器に酢のものや油物なんかを入れるのは若干抵抗がある。プラの容器はにおいうつりしてしまうしな。あと色移りも。初期投資がちょっと痛いが、それだけの仕事はしてくれます。ぼくは保存用だけでなくてふだんの下ごしらえにもボウルの代わりにがんがん使う。プラのフタがちょっと弱い(長持ちしない)けど、まあプラなんてそんなもの。レンジにはかけられないけど、その代わり火にかけられます。