療養が解けてやっと動けるようになった。
長い寝たきりから解放されて動けるようになった当初はだいぶ惚けていて、歩くのもしんどかったが、やっと普通に動けるようになってきた。その代わりというのか、リハビリも兼ねて一日二時間の散歩を命じられて、これがなかなか大変だ。食料の買い出しなんかで一時間くらい外に出ることはあるが、二時間ガッチリ歩けと言われたら、相当な距離を歩かないと行けない。大人の足で8キロとか10キロ。一気に二時間歩くのは大変なので、朝一時間ガッチリ歩いて、あとは日常の買い出しとか、階段の上がり降りとかでだいたい一時間ということでお茶を濁している。
しかしこれまでまったく動いていなかったのに急に歩き出したものだから、足はムクムクにむくむし、太ももの付け根は痛いし大変だ。ぼくはこれまで足がむくんだこととかまったくなくて、足がむくむっていうのはどういうことなんだろうなとかのんきに思っていたが、こういうことだったのか。確かに夕方になるとむくむんですな。しかしだからといって動かないわけにもいかないわけで、諦めて歩くしかない。これまで怠けていたツケなんであるから、体が本調子に戻ればむくみも取れてくるだろう。
というわけで毎日元気に歩け歩け。