2014年6月8日日曜日

我が家に無くてはならないもの:Thermos の水筒、山専ボトル

山ヤさんの間ではこの魔法ビンを山専ボトルと呼ぶらしい。
その名のとおり、登山向けに作られた魔法ビンなんだと思うけど、これが大変素晴らしい。世の中には名品と呼ばれるものがあるみたいだけど、これは本当に名品だろうなあと思う。

何が素晴らしいってその保温力。魔法ビンなのでそれなりの重さはあるが、それでもこの重さでこの保温力は抜群。魔法瓶といってもすぐに冷めてしまうものも多いが、朝これにお茶を入れておけば保温はバッチリ。口まで満タンに入れておけば、夕方までアツアツで保つんじゃないだろうか。アウトドアグッズを見ていると、身も蓋もなく機能性に特化したものというのは素晴らしいものだなあと思う。この保温ポットも、保温性というその一点で頭抜けている。中途半端な機能をまんべんなく満たすよりも(世の中にはそういものばかりだが)、特別なアドバンテージがある方が(ただ便利というだけは別)、ほかのところに目をつぶっても使おうという気になる。

ぼくが使っているのは容量800mlくらいの大きいサイズ。たしか500mlくらいの小さいサイズもあったはず(注:いまはパワーアップして500mlと900mlになったらしい)。ぼくは携行用というより自宅でもっぱら据え置きなので、大きい方で重宝している。ぼくは茶なしで生きて行けない大変な茶飲みなので、朝にこれを満タンにして一日中飲んでいる。いれるのはもっぱらほうじ茶とかびわ茶とかノンカフェイン茶。緑茶はいれて時間が経つと酸化するのでいれるには向かない。コーヒーとか紅茶ならいけるんじゃないかな。ただ何を入れるにしても時間が経つとまずくなるけど。朝の茶は昼過ぎに飲み切って一回入れ足し、夕飯前にもう一回入れ直して、夕食に出すという感じ。食卓に直に置くと無骨なデザインではあるが、非常に便利は便利です。

当たり前だけどアウトドア用としてもよく作り込まれているなという印象で、底や持ち手のところにゴムがついていて滑らないようになっていたり(転がり防止と、冬に手袋をしていても開けられるようにするため)、最近の魔法瓶によくあるポンと開けて直接口をつけて飲むタイプでなくて、ねじ栓がついていてフタで飲むタイプになっているのも、中身がこぼれないようにする配慮だと思う。たぶんこの保温力なら朝あつあつの湯を入れていけば、昼頃その湯でラーメンに注いで食べるなんてことも出来ると思う。ただ、抜群の保温力をほこる魔法瓶のため、沸騰直後のあつあつの湯を入れて全力で中栓を閉めると、内圧が下がってフタが空かなくなる悲劇が起こりがちですので(ぼくは何回かやらかした)その点だけはご注意を。



ぼくのうちで使っている旧版。800ml。



新版。900ml