ぼくが使っているのは飯炊釜2合炊・玄(くろ)という外側がアズキ色のもの。外側が黄土色の普通バージョンもあったんだけど、玄米も炊けるということで玄にしてみたんだけど、玄米は時間がかかるので最近はもっぱら白米炊き専用である。白米を炊くのはめちゃくちゃ簡単。米を洗い、1.1倍の水を入れ、中火にかける。沸騰したら火を止めて待つこと20分で炊きあがりと非常に簡単。この鍋で炊く時は特に浸水も必要ないらしい。
炊きあがったらおひつに移して出来上がり。これで毎日美味い米がいただける。玄米も炊けるんだがけっこう時間がかかるのであんまり炊かなくなってしまった。それに比べて白米の簡単さは感動的。沸騰したら火を止めて20分置くだけだから失敗の使用が無い。と思っていたら妻の母親ははじめに盛大に沸騰させすぎて大量に水をこぼし、がちがちに固い米を炊いていた。ぼくは最初からいちども失敗をしたことがなかったので、そんな失敗の仕方があるのか……とびっくりしたが、まあ、何事もコツはあるわけで、最初は失敗するかもしれないが、すぐにうまく炊けるようになると思う。この鍋は内蓋と外蓋にひとつずつ穴があって、その穴が重ならないよう、90度になるようにセッティング。あとは火にかけて沸騰が近づいてきたらじっと見張り、外蓋のフチに白いノリが上がってきて、ぐるりと一周したところで火を止める。このノリが外蓋を一周というところだけがポイントである。ぼくは妻の母親にもちろんこのポイントを伝えたんだが(ちなみに妻の母親はもと小学校教諭である)、分かると思ってあんまり聞いてなかったんだろうな……。まあそういうこともあります。
おひつに取るかどうかは別として、鍋に入れっぱなしにしておくと焦げてくるので、時間がきたら何かに移した方がいいと思うが(もちろん木のおひつに取るのがいちばん旨いと思う)、大した手間ではないし、何より多少冷えても米が旨い。鍋を洗う手間がといっても、炊飯器でも釜は洗うわけだし。これを使うと米のガス炊きが非常に簡単になるので、もっとたくさんの人に使って欲しいなあと思う一品です。高い高級炊飯器を買うくらいならこれを使った方がよっぽどうまい米が炊けますよ。
