早いもので赤ん坊が9ヶ月を迎えました。
なんだかもう9ヶ月になったのかと思うと感慨深いものがある。おかげさまでこれまで風邪もひかず熱もださず無事にここまで来て良かった。年を越したあたりからあんまり泣かなくなっていたが、ここのところ本当に泣かなくなって、泣く時は腹が減ったときと眠たくなった時くらい。あとは頭をぶつけたとか。 泣かなくてもいつまでも大きな声を出す時は腹が減ってるときなので良く分かる。近頃はすっかり穏やかな赤ん坊との日々という感じで、きっと普通の赤ん坊のいる家庭はこんな感じなんだろうなあと思う。
うちの赤ん坊は発達が遅そうで、9ヶ月でまだずりばい。やっと四つん這いのポーズを取るようになって、はいはいの準備といったところ。四つん這いのポーズは取るには取っても、まだ匍匐前進をする方が早いらしく、移動しようと思ったら四つん這いから匍匐前進に切り替えてやってくる。しかしあなどるなかれ、匍匐前進でもかなり早い。おすわりもまだまだで、いまはやっと、段差に寄りかかって斜めすわりですわるくらい。足をクロスしたちょっとなまめかしいセクシーポーズもよく取っていて、なんとなく、アザラシか何かのように見える。
いまのブームは人の膝にのぼってくることで、父だろうが母だろうがおかまいなしにフンフン鼻を鳴らしながら大急ぎでのぼってくる。それはまあ、携帯だとか、昼飯だとか、父や母の持っているものが取りたいからで、うおおおお、と物凄い勢いで物に食らいついてくるからまいる。しかし「どうぞ」と渡すとぽいと投げ捨てるので、別に物が欲しいわけでもないらしい。それを父や母が持っているから欲しいだけで、人が持っている物はよく見えるというよくある話。物は手に入れるまで「欲しい欲しい」と思っているが手に入れると別にどうでもよく思えるのといっしょだね。
うちの子はまだおすわりができないので離乳食はまだ(離乳食はおすわりが出来てからと言われた)。いまは離乳に向けての準備固めといったところ。歯が生えてきたので(下の前歯が2本)ミルクの後に歯をみがいたり、歯茎のマッサージをしてみたり。厭がるのでほとんどさせてもらえないが。こんぶやほしいもなんかをしゃぶらせてもいいと言われたので渡してみたり。最初は手に取るだけ取って、ぽいと放り投げたりしていたが、最近ひょいとこんぶを舐めだしたので驚いた。はじめに口にするものは米だろうと思っていたらまさかこんぶになるとは。 しかし舐めるのはこんぶだけで、ほしいもだとか、ほかのものを渡しても舐めようとはしないので、赤ん坊的にきっと何かあるんだろうと思う。こんぶがいちばん美味いんだろうか?
しかし昼落ち着いてきたのと逆に、夜は若干手がかかるようになった。まだ寝返りが出来なかったり、動けなかったりした頃は、布団にぽんと置いてやるだけで、明かりがついていようが、テレビがついていようが、がちゃがちゃ音がしていようが、一人で寝てくれていたのが、いまは動けるようになったので、明るいままだといつまで経っても寝付かないので、電気を消して、妻なり僕なりが横で寝入るのを待つようになった。何もするわけでなくて、ただ寝るのを待つだけだけど。あと、夜泣き、というのか、ときどき物凄い勢いで泣くときがあるので、これ以上酷くならないといいなあと思ってるんだが。8ヶ月を過ぎた頃から夜泣きをしたりするそうなので、たぶんその一種だろう。それ以外は日々ぼちぼちと穏やかな日々を送っている。