うちの子どもは、首がすわったのが6ヵ月くらい、寝返りもそれくらい、寝返り返りが7ヵ月で、ずりばいをはじめたのが8ヵ月、ずりばいの完成が9ヵ月で、はいはいが10ヵ月、ひとりでおすわりしたのが10ヵ月でした。いまは12ヵ月がすぎましたが、まだ歩く様子はありません。ときどきちょっと手を離して立っているかなあというくらい。独歩までまだ先は長そうです。
まわりに比べるとちょっとゆっくりめのような感じもしますが、でも、赤ちゃんの発達運動学の本を読むと、うちの子の成長月齢は、まさに教科書通りなんだよね。だいたい正常な生育をした赤ちゃんはこれくらいですよという。それよりも早ければ発達が早すぎるし(運動発達学的には早すぎるのもあまりよくない)、逆に遅すぎると、今度は脳性麻痺や疾患も心配もあるので、これも良くない。
でも、最近の赤ちゃんって、みんな発達が早いみたいですね。これってどういうことなんだろう。親が早く発達して欲しいと思っているから、発達が早くなっているんだろうか。中には2ヵ月くらいで首が据わって寝返りする赤ちゃんもいるみたいだけど、そういう場合は、本当に首が据わったんじゃなくて、ただ首周りががちがちで(要するに筋肉が凝って)すわっているように見えるだけの場合が多いので気をつけた方がいいらしい。と助産師さんに聞きました。おすわりが早いのも同様で、赤ちゃんがひとりでおすわりが出来るようになるのは、はいはいができるようになってから。はいはいの姿勢から移行して、ひとりですわれるようになる。運動発達学的には、はいはい→おすわりの順番が正しいんだが、いまの赤ちゃんたちは、おすわりが先に来てしまう子が少なくないみたいだ。まあ、何をもって「正しい」とするかはよく分からないところであるが。しかし、うちの子どもはものすごくよく体が動くが、それでも歩けていないのに、明らかにうちの子より体が動いてないよなあと思う子が歩けてしまったりするのは、やっぱり何かおかしいんじゃないかと思う。
あと、赤ちゃんの頭がはげているのは、頭皮の血行が良くないからのことが多いそうだ。つまり頭が「凝っている」ということだ。頭皮の凝りがほぐれると、一気に生えて来るらしい。そういえば、うちも生後半年くらいまで、モヒカンみたいな変な髪型しているなあと思ってたが、自分で寝返りを打つようになって、全身がほぐれて来たなあと思う頃から、毛がぼうぼうになった。いま思うと、うちは生後半年くらいが、ターニングポイントだったように思う。寝返りをはじめるギリギリ前にまんまる育児に滑り込みで間に合ったので、あれで一気に、体の様々な問題が解決した。しかし、なんとか間に合って良かったなあ。あれに間に合わなかったら今頃どうなっていただろうとゾッとする。
とまあ、ここらへんのことは、ぼくらがお世話になった助産師さんから聞いた耳学問だが、信じるか信じないかはあなた次第です。