2015年7月17日金曜日

睡眠習慣:魔法の時間割

これまで子どものねかしつけにジーナ式でやってきましたが、 いまいちうまくいかないのでこちらに変えたところ、急にうまくいくようになりました。




「赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割」しかし毎回思うが赤ん坊関係の本のタイトルはもっとなんとかならんもんだろうか。
南アフリカの寝かしつけメソッドだそうです。こんな簡単にうまくいくなら、もっと早く試してみるんだったなあ。存在はもっと前から知っていたのに。 ジーナ式は、うまくいくのかもしれないですが、どちらかというと 「ナニーが(ベビーシッターが)職業的に赤ん坊の面倒をみるやり方」の雰囲気が強いのに対して こっちは南アフリカで普通に実践されているやり方だけあって、スケジュールもわりとゆるめで、 離乳食の記述が多いのが特徴的。まあ離乳食の部分はすっとばしてしまうとして、ジーナ式よりこっちの方が 実践的なように思う。ジーナ式も、すぐれたやり方なんだろうけど、あれは赤ん坊が7時に目を覚まさないと うまくいかないんだよなあ。30分時間がずれると、もううまくいかないという感じで。 そのかわりスケジュールどおりに事が運ぶと、ほんとにぴったりうまくいきます。


しかし、うちの子どもはどうがんばっても7時前に目が覚めてしまうので、なかなかスケジュールにのらず、悪戦苦闘していました。 ジーナ式では「赤ちゃんは夜7時から朝7時まで一度も目が覚めずに眠る」とあるが、 魔法の時間割では、夜7時から朝5時までとなっていて、そうだよね、と腑に落ちた。 夜7時から寝てるんだから、いくらなんでも次の日の7時までは寝ないよなあとなんとなく思っていた。寝ても10時間、11時間だよなあと。 それから、ジーナ式では正午頃に2時間半の昼寝をとるんだが(月齢にもよります)、これがうちはどうしても実践できなくて、 寝ても1時間、せいぜい1時間半。2時間半寝た事なんて、まあ皆無です。 しかし魔法の時間割では、そもそも赤ちゃんの眠る時間はそれほど長くなく、1回の昼寝は30分から1時間程度、量は回数でかせぐ、 とあって、こっちの方が、実体験と照らし合わせても腑に落ちました。 うちもだいたいそれくらいのペースで、昼寝は眠っても1時間。


あとは、授乳から1時間〜1時間半で赤ちゃんは眠くなるから、そのタイミングで寝せるとよいとか、 生活リズムを整えるには、入眠の時間より、起こす時間を合わせることで、体内時計をリセットさせるとか、 実際に、自分たちが体感的に感じていたことと、ぴたっとはまる。要は、食事の時間を固定して、 眠った時間に関係なく、その時間になったら起こす、起こす、起こす、を繰り返すと、生活リズムがそろってくるわけだ。 あとは、食事から1時間〜1時間半程度で眠らせるのがいちばん寝付きやすく、それよりも時間があくと、赤ん坊が疲れすぎて 一人では眠れなくなる、とそういう感じ。あと、夜の入眠も、夕食の時間を17時半に固定して、18時から、 お風呂→睡眠の流れで眠らせる、お風呂のあとには明るい部屋に行かず、寝るための暗い部屋で絵本や授乳をして寝かしつけ、とか、 ジーナ式よりやりやすいな、と感じることが多々。


これまでどうにも、子どもの昼寝が安定しないのが悩みだったけど、魔法の時間割を実践するようになって急に、 午前中は9時頃、午後は1時半からの昼寝が定着しつつある。夜も、夜7時に寝てから、朝5時まで、ときどき起きて「ひー」と哀れげな 泣き声が聞こえるけど、なんとか朝5時までは、授乳なしで一人でがんばってくれている。そのかわり朝5時を超えたら授乳解禁。 夜7時から朝5時まで一人で眠れるようになったんだからえらいもんだなあ。これはやってしまいました。 いまの生活リズムは、朝は6時頃起きて、朝食が6時半、朝の昼寝が9時頃、昼食が12時、午後の昼寝が13時半、おやつの15時までに起きてもらって、17時半に夕食、18時から風呂、絵本、19時入眠、とこんな感じ。


しかしこういうのを実践していると、いかに日本の親がムダに子どもの睡眠につきあって いるのかと考えさせられるな。子どもの睡眠のすぐれたハウトゥーは、いつの間に失われてしまったんだろうか。 それとも日本にはもともとそんなものはなく、長らく子どもの寝かしつけとムダに戦ってきたんだろうか。 いずれにせよ、いまの日本の子どもに対する睡眠状況はあまりいいものではあるまい。