
昔堺に住んでいたときに oogi という店で買ったポット。
北村妙子という作家さんのガラスポットで、パイレックスを伸ばして形を作っているらしい。ヒューーーと注ぎ口を伸ばしたような形で、透明で模様などもなく、シンプルすぎるほどシンプルなガラスポット。茶こしも何もついていないので、別途茶こしは必須。そのときはほかに形は無かったけど、茶色いものとか、模様の入ったものとか、いろいろあるらしい。お店ではハーブティーを入れるのに使っているので、中が見える透明タイプを定番で扱っていた。たしかにオシャレなハーブティーとかこれで入れると広がるのが見えて良さそうだ。ぼくはそんなオシャレなの入れないけど。
使い始める前はこのヒューーーと伸びた口の形が使いにくい(洗うときとか)んじゃないかと思っていたけどそんなことはなかったです。このクチバシをひっかけて割るんじゃないかとか、そういうよからぬことを考えていたが、材料もパイレックスだし丈夫みたいだ。その代わりフタを無くしてしまったんだが、どうしてそんなものを無くしてしまうのかの方が自分でも不思議である。大切に使っているつもりだったんだけど。ぼくは茶飲みなので、茶道具のたぐいはないと生きて行けないが、このポットはヒットだったので、壊れたら次もこの人のを買おうと思う。けっこう丈夫だし、いまの感じだと当分は壊れずに行けそうだけど、まあガラス製品だし。
色の入ったものもあるみたいだけど、ふつうに茶を入れるんなら、色が見えた方が便利です。ぼくの家は緑茶も紅茶もびわ茶もこれひとつ。茶葉のジャンピングも丸見えです。別にこだわってはいないけど。紅茶を入れるときは茶葉のジャンピングより、湯を100度まで沸騰させず90度で入れるのがうまくいれる秘訣だそうですよ(アサイチ情報)。パイレックスの耐熱なので、直火もOKらしいんだが、底が小さくてゴトクにのらず安定が悪い。ゴトクに網か何かを載せればいいらしいが、そこまですることもないので火にかけることはあんまりない。容量は500cc強くらいで(1000はいかない、大久手700ccくらい)、二人分だと丁度。ぼくは欲張ってもっと大きいサイズでもいいんじゃないかと思っていたが、3〜4人分入れるんでも二回湯を足せばいいことなので、これくらいのサイズでちょうどいいと思う。最近のご家庭はあまり茶も飲まないそうだし? これくらいのサイズでちょうどいいんじゃないだろうか。変にオシャレな色つきよりも色のないものの方が身も蓋もなく便利ではある。うちのポットは使い込んでいるせいか茶渋だらけだが、きちんと洗えば取れるので念のため。