2014年12月25日木曜日

そろそろに思うことなど。

そろそろ赤ん坊が六ヵ月に近くなって、ますます世話をするのが楽になってきました。
普通の赤ん坊は、首がすわりだした3〜4ヵ月頃にふっと世話が楽になると聞くが、うちの場合はやっといまがそれなのかなあという気がする。5ヵ月を過ぎた少し前まで、首すわりもあやしい感じだったので(実のところ、いまも完全にすわっているかどうかはあやしいが)、ふつうの赤ん坊より2ヵ月くらいいろいろ遅いのかなあという感じがする。

赤ん坊とこれまで生活して来て、育児というのは世の中で言われているよりずっといいものだなあと思う。世の中にはとかく子育てにネガティヴな言説がつきまとうのはどうしてだろうか。あの赤ん坊や子供の世話にまつわるさまざまな言説の多くは、それもまた神話なのだろう。ぼくも妻も、子供が生まれるまでまったく、赤ん坊や子供が好きではなかったし、子育てにまつわる暗い話の数々が世の中には飛び交っているので、子供をもつのは人間としての義務であろうから仕方あるまいとは思っていたが、あまり気乗りはしていなかったが、実際に子供が生まれて来てみたら、思ったより良かったじゃないかというのが、正直な感想だ。どうして最近の世の中は、子供の世話を大変だ大変だというのだろう。これほど実のある仕事はないと思うのに。もちろん赤ん坊との生活は大変だし、苦労も多いが、それは世の中に言われるほど厭なものではないし、耐えきれないほど大変、というものでもなかった。どちらかというと手間のかかる赤ん坊だったぼくらが言うのだから本当です。なんと言えばいいのかよくわからないけど、赤ん坊との生活は、ぼくらが思っていたよりも、ずっとナチュラルで自然なものだった。

とはいえ、いまぼくらがこんなことを言えるようになったのも、ベビー整体やらべびぃケアやら、あれこれあれこれやってきてようやく赤ん坊の状態が良くなってきたからで、そういうものを知らずにこれまですごしていたら、こんなことを言う余裕はなく、もっと暗い顔をして、子育ては大変だ大変だと言い続ける毎日を送っていたかもしれない。その意味で、正しい知識(べびぃケアやらまんまる育児やらあれやこれや)を得る事は絶対に重要だった。そして、それと同時に、どこかのおかしな赤ん坊雑誌やCMや商業主義のにおいのぷんぷんするメディアの垂れ流す「赤ん坊との素敵な生活」のようなものを思い描くのが絶対に間違いなのも言うまでもない。赤ん坊との生活は、自然でナチュラルなことだが、それはそれで充分大変です。