さっそくこの本を読んで重ね煮を仕込んでみました。
この本では、ひとつひとつの料理を重ね煮で作るというよりも、
ベースとなる重ね煮を作って、それをいろんな料理に展開するという手法を取っているんだが、ほー。これすごく便利ですね。
もとになる重ね煮をつくるのはもちろんそれなりに手間がかかるが、これがあるといろんな料理が本当にものの10分で出来る。
基本となる重ね煮は、しいたけ/たまねぎ/人参で作るんだが、これを使うと、単に具材というだけでなく、だし+つなぎのような役目をするので、たとえばポタージュを作るにも、たまねぎをいためて、水を入れて、野菜を煮て、みたいなことをせず、水に野菜とこの重ね煮を投入、煮込んで野菜が柔らかくなったらミキサーでガーみたいな感じで、あっという間にポタージュが出来てしまう。そのほか、何の料理に入れてもいいわけで、味噌汁に入れてもいいし、豚汁、ほうとう、けんちん、エトセトラ、汁物にはすごく便利だ。ほかにサラダに入れてもいいし、まあ、要するに何に使ってもいい。これと豆乳を混ぜてミキサーにガーッとかければ、それで豆乳ホワイトソースにもなるという。たしかに、きちんと手順を踏んで作ったものに比べれば劣るかもしれないけど、これはこれで充分。すごくよく出来てるなと思った次第。