2015年5月11日月曜日

この頃のこと:10ヶ月と半分

おかげさまで、これまで病気にかかることもなく、無事にやってきました。
そろそろ突発性発疹かなあと言いながらここまでずるずる。一時期黄色っぱなを垂らしていたことはあったが、病気といったらそれくらいで、これまで病気らしい病気は皆無でありがたい。まんまるのおかげなのか、もともとの体なのか、分からないけど、どちらにしても良いことだ。まあ、そろそろ突発性発疹は出るだろうと、覚悟はしているけど。

○つかまり立ち
ちょっと前につかまり立ちをするようになったと思ったら、いまじゃもう、すきを見てはつかまり立ちしようとする。うちはなるべくつかまり立ちしないように、スペースを大きく開けて、物を減らしてはいるんだが、それでもちゃぶ台とベッドサイドと、その二カ所がお気に入りで、姿が見えないなと思ったら、たいていそのどっちかに行って、嬉しそうに手をバンバン叩いている。あんまり嬉しそうに立っているので、やめさせるのがちょっと悪い気もするが、すぐにどーんと後ろに倒れて危ないので、そう甘いことも言ってられない。しかし、引きずり下ろされてもまったくめげずにまた立とうとしているので、別に悪いと思うこともないんだろうけど。つかまり立ちしては引きはがす、引きはがす、引きはがす、という作業を一日中くり返している感じで、まさに地獄。つかまり立ちさせずに育てる、なんて言ってる母親を見たことがあるけど、そんなの無理じゃないかなあ。それくらいひっきりなしにつかまり立ちする。それを見ていると、赤ん坊は生来、高いところが好きなもんなんだなと思う。それが立つという発達につながっているんだろうけど。高いところにあるものが、見たい、取りたい、さわりたい。それが発達の要なんだろうけど、物に対する好奇心は、目を見張る。

○自力お座り、はいはい
10ヶ月になった頃から、自力でのお座りと、ようやくはいはいが出来るようになった。
やっとはいはい出来るようになったかあ、と感無量だ。おすわりは、これまで何かにもたせて座らせたり、一人で座らせるということが皆無だったけど、ようやく、といった感じ。赤ん坊がひとりずわり出来るようになるには、ずいぶんかかるもんなんだなあ。これでやっと離乳食をそろそろ進めてもいいかなという感じになってきた。はいはいの方も、もう出来そうだなあと言いながら、なかなか一歩が出なかった。いまも大体出来ているけど、自分で急いで移動したいときは、腹をつけてずりばいで進んで来る。ずりばい、というか、うちの赤ん坊の場合、主に両腕を使った(手の平は使わない)匍匐前進なので、それでよくしんどくないよなあと感心するけれど、はいはい=楽、ずりばい=早、で、用途に応じて使い分けているらしい。ずりばいの方が慣れているから、結局そっちが早いんだろう。

○夜泣き
夜泣きをするようになった。ここのところ、わりかしよく眠るようになっていて、12時前後の授乳のほかに1〜2回、良ければ朝の7時まで1度も起きずに寝たりして、「お、ここのところうまく行ってるじゃないか」とホクホクしていたが、そうは問屋が卸さなかったようだ。うちの赤ん坊は7時就寝だが、このところ8時くらいになると、眠って1時間にもならないのに起きて泣くのが続いていて、「腹が減ってるわけはないんだけどなあ」と言いつつ、妻が授乳で寝かしつけていた。それでも、8時に一回起きるだけで、次は12時とかなら良かったんだが、昨日は2時間おき、ひどいときは1時間おきに起き、しかも、泣き出したら抱っこをしても何をしても収まらず、妻の授乳でないとダメで、これはさすがにまずいと若干危機感を感じ、今日からあれこれ対策をとっている。しかし夜泣きとはよく言ったもので、この世の終わりかというくらい、壮絶な勢いで泣く。最近昼間はほとんど泣かなくなって来ている分、ギャップが凄いというか、ギャホーというくらい、喉を絞るようにして、勢いが半端ない。授乳してから一時間やそこらで起きているんだから、腹が減っているわけじゃないのは分かっているんだが、それでもこれだけの勢いで泣かれると、何もしないでいるのがはばかられる。寝言泣きなんだから、何もせずに見守るしかないのは分かっているんだが。実際、いまほど動けるようになる前は、12時になる前に泣いても、じっと様子を見るだけで、寝静まるのを待っていたけど、だんだん動けるようになってきたら、泣いても知らんぷりをしていたら、泣きながら布団から這い出して、収拾がつかなくなっていたので、ずるずると授乳するようになっていた。しかし10ヶ月になったことだし、体の痛みも取れたことだし、ここでまた仕切り直しておくかなあ。赤ん坊が泣いているのにそのままにしておくのは心が痛むが、その方がお互いのためであるから、心を鬼にして乗り切りたい。それで少し、夜泣きが落ち着いてくれるとありがたいんだが。1時間おきに起きられるのは、互いにとって辛い。離乳食がきちんと三食食べられるようになると、夜もきちんと眠るようになると聞いたことがあるので、おすわりも出来るようになったし、これで離乳食が進めば、夜もよく眠るようになると期待しよう。

○人見知り
これまでほとんど人見知りしている様子がなく、知らないおじさんでもおばさんでも、目が合うとにっこりしていたうちの赤ん坊が、人見知りというか、知らない人を見ると、ちょっと警戒した様子を見せているフシがある。顔を見て泣き出してはいないけど、ぼくや妻に対するように、暴れ放題ではなく、抱っこされてもおとなしかったり。4ヶ月くらいで人見知りする赤ちゃんもいると聞いて、うちはあんまり人見知りしないなあと思っていたけど、とうとう。これも成長のひとつ。

いろいろ考え合わせてみて、10ヶ月というのは節目の月なんだなあと思う。赤ん坊が生まれるまで10月10日というが、ちょうど、母親の腹の中にいた時間と、腹の外に出た時間が同じになって、折り返し地点なんだろう。なぜ検診が1年でなく10ヶ月なのか分かる気がする。10ヶ月になって、いろんなことが急に出来るようになった。おすわり、はいはい、つかまり立ち、離乳食。それからちょっと人見知りも。あとは夜泣き。これまで身動きも出来なかった赤ん坊赤ん坊したところから、ぐっと人間に近づいた感じがする。生まれてもう10ヶ月かあとか、あと少しで1歳か、とか、あれこれ考えているぼくは、やっぱり親バカなんだなあ。