2015年6月13日土曜日

子供のおもちゃ その2

先日、妻と子供といっしょに、おもちゃを見に行って来ました。
そろそろ1歳になるので、お誕生日ということで。妻の実家がプレゼントしてくれるそうなので、リクエスト物品の下見に。あまり値段を気にせず見れたのでありがたいです。しかし、子供のおもちゃというのはいいものですね。これまでまったく興味というものがなかったが、ふいに開眼しました。最近の日本のおもちゃのようながちゃがちゃしたのは苦手だなと思っていたが、本当に良質な子供のおもちゃはすごくいいものだというのを最近知った。

おもちゃが、というより、おもちゃ屋の雰囲気が好きなのかもしれない。おもちゃ屋に行くと、すごくうきうきした気持になる。おもちゃ屋から帰ってくると寂しい(笑)。子供のおもちゃというのは、幸福の象徴なのだと思う。それは、子供にいいものを買ってあげているという親の自己満足もあってのことだと思うが、いいおもちゃがあると子育てが孤独(?)でなくなります。子供に与える絵本なんかもそうだと思うが、おもちゃにも、親が子供に与えたいと思う、よいものだけが詰まっているから、いいものなんだろうと思う。いまの日本の風潮は、子供が喜ぶからという子供主体の目線になりがちな気がするけど、子供の小さいうちは、親が良いと思うものをあげたいものだ。

こんなことならもっと早く、おもちゃの良さに気づいていればよかったなあ。しかし、そんなにあれこれ、焦って買い与える必要もないだろうから、これはこれでタイミングだったんだろう。

いま子供が1歳になる少し前、おすわりとハイハイのできる時期で、そんなときにあげるといいおもちゃには、こんな種類があるらしい。

・目で追うおもちゃ:追視の能力が高まるので、動きのあるものを目で追うのが楽しい




・引くおもちゃ:動くものをはいはいで追いかけるのが楽しい




・押すおもちゃ:歩けるようになったら押すのも楽しい




・動くおもちゃ:ボール、車、こまetc








・叩くおもちゃ:腕や肘の力が強くなるので、叩くのが楽しい




・摘むおもちゃ:指が器用に動くようになるので、つまんだり離したりが楽しい




・離すおもちゃ:つまむだけでなくて離すのも楽しいので、型はめみたいなのも楽しい




・吹くおもちゃ:言語を獲得する前に、吹いたり吸ったりが楽しい




ほかにもこんなのとか。

入れ子に重ねられるカップ




木のカスタネット




うちではちょっと卒業かもしれないけどガラガラ





 鈴バージョン




要するに獲得した能力に応じて、まんべんなく使ってあげられるようにするといいらしい。赤ちゃんは、新しく獲得した能力を使うのが楽しいので、それを存分に満たしてあげるとよいそうだ。

食事中にスプーンで食器を叩き出したら叩くおもちゃとか、ティッシュをポイポイしだしたらつまむおもちゃとか。食事中に赤ちゃんが食べ物をポイポイ投げて困るとか、スプーンを楽器のように叩いて困るとか、そういうことが起きるのは、ほかでその欲求が存分に満たされていないから、食事で渡されるスプーンとか食べ物とか、そういう形で出るんだそうだ。だから、充分に欲求を満たすもの=おもちゃという意味で、おもちゃは大事だという。

日常生活とか、日用品でも、その欲求は満たされるんだろうけど、やっぱり日用品では、どうしてもそこまで遊ばせてあげられない。そしてそういう状況は、赤ん坊にとっても欲求不満だろう。実際、これまでおもちゃに興味のなかったぼくらが、少しはおもちゃがいるかなあと思いはじめたのは、赤ん坊が財布で遊び出したからで、いままでは日用品で遊んでいても、そのまま遊ばせていたけれど、さすがにお金で遊ばれるのはちょっと困る。赤ん坊にしてみても、これまでは遊んで良かったのに、これからはだめだと言われたら混乱してしまう。だから、存分に遊んでいいようにおもちゃをあげると、大人も子供もお互いに困らなくてすむ。というわけでおもちゃなわけだ。

といっても、上にあげただけのおもちゃを全部買いそろえるのは、かなりの財力が必要だから、必要に応じて少しずつかな。型はめだったら買わなくても、箱に穴をあけてあげてもいいし、缶にぽとりと落としてもらってもいいし。いまのところ、うちに来るおもちゃはそのすべての間をとってプラステンという、このおもちゃになりそうです。