2015年6月27日土曜日

赤ん坊のおもちゃ:ガラガラ

うちはもう過ぎてしまったけど、次の子どもが生まれたときのためにクリップしておこうと思います。赤ん坊のガラガラ。次に買うならこれかなと思っているネフ社のガラガラ。月齢の小さいうちは軽いガラガラを、月齢が進んでからは重いガラガラをあげるといいみたいです。

小さいうちはこれ。リングリィリング
【おもちゃ 木のおもちゃ 木製 出産祝い 人気 がらがら おしゃぶり ラトル ベビー 赤...
ネフ社 リングリィリング
価格:3,240円(税込、送料別)

少し大きくなったらこれ。ドリオ
ネフ社naef ドリオ
ネフ社naef ドリオ
価格:4,752円(税込、送料別)

日本では「あたまをぶつけて泣くから」と軽いガラガラだけを与えるようだが、ヨーロッパでは逆に、たとえあたまをぶつけても、重いガラガラを持つことで手が鍛えられ、泣いても、「次はあたまをぶつけないようにしよう」と学ぶ場としてとらえるのだという。このあたりは、リスクとハザードに対する、日本と諸外国の態度の違いを示しているようで面白い。

つまり、日本語で言う「危険」には、リスク=それによって一定の危害(たとえばあたまをぶつける)は想定されるものの、それを克服することによって、一層の成長が見込まれるものと、ハザード=想定の範囲を超えた害悪、身体に著しい傷害をもたらすおそれのある危険のふたつの要素が含まれるが、ヨーロッパでは、ハザードを限りなく小さくした上で、リスクはあえて残そうとするのに対し、ハザードを恐れるあまり、ハザードもリスクも無くしてしまう、日本やアメリカのような消費市場主義文化の違いが、そこに示されているように思う。

ハザードもリスクもなければ安全かもしれないが、リスクを乗り越えることによる成長もないわけで、いったいどっちが正しいのかと問われると、いまもって答えは出ない。でもぼくはどちらかというと、一定の害をこうむるかもしれないことをふまえた上で、リスクを取り入れる方が好きだけど。いまの日本はハザード(訴訟やクレーム)を恐れるあまり、正しい安全志向(ハザードを限りなく小さくする)ではなく、ただリスクもハザードも除いてしまう、単なる事なかれ主義な気がするよね。