近頃赤ん坊に絵本を読んでやると、「ほほう」と言って反応を示すようになったので、面白くなってきました。
いま我が家にある絵本は二冊。あえてぼくが言うまでもないほど有名な赤ちゃん絵本の「いないいないばあ」と、天下の福音館書店の「うずらちゃんのかくれんぼ」。うずらちゃんは最近もらったものです。絵本の読み聞かせは、半年くらい前からはじめたけど、そのあいだひたすらずっと、「いないいないばあ」ばかり読んでいました。別に飽きたわけじゃないけど、最近うずらちゃんももらったので、ちょっとこっちにシフト。いまは「うずらちゃん」が我が子のお気に入りです。
「うずらちゃん」を開いてやると、「おっ?」という感じで食い入るように見ているのが面白い。話を聞いているというよりは、絵に興味をひかれて見ている感じがする。「いないいないばあ」と違って、こっちの奥行きと背景のあるカラフルな絵が面白いらしい。うずらちゃんがかくれんぼしている場面にくると「ほっ?」と言って顔を近づけたり、指をさしてみせたりする。そして最後まで読み終わってしまうと必ず泣く。話が終わったからというよりも、次の絵が出て来ないのが面白くないらしい。反応がだんだん人間ぽくなってきて、面白いもんですね。