2014年9月30日火曜日

お食い初めと三ヵ月

先日無事お食い初めが終わりました。
一汁三菜のお膳と尾頭付きの鯛、歯固めの石を用意して、赤ちゃんに箸をなめさせたりあれこれ。赤ん坊の方は覚えていないだろうから親の自己満足でしかないけれどいいお食い初めになりました。

ちょっと早めのお食い初めだったので、ちょうど三ヵ月になるくらいだけど、三ヵ月が育児のひとくぎりというのがなんとなく分かる気がする。首がすわるころ、子供の世話がふっと楽になる瞬間があると聞いていたけれど、そのとおりだと思う。うちのお子さんも、相変わらずよく泣く子ではあるが、このところちょっとだけ泣かなくなって、ふっと楽になってきた。ちなみにこの頃ふっと楽になった後は、しんどくなる一方で、まったく楽にならないそうです(笑)

ちょうど三ヵ月になる一日前、おいでおいで体操(赤ちゃんの手首を握って体を起こす体操。首すわりをしているかどうか試すときにも使う)をさせたら、ふっと首がついてきて、首がすわったのかとびっくりしたけど、今日やってみたらついてこなかったので、さすがにまだすわっていないのかなと思う。でも別に早い成長を望むわけではないので、ゆっくり大きくなってくれたらいいと思う。とはいえ、首がすわる日もそろそろ近そうだ。

子供が生まれてこの三ヵ月を振り返ってみると、はじめの一ヵ月間、いわゆる新生児期は、赤ちゃんもまだぼーっとしていて、泣くのは腹が減ったときくらいで、あの当時は余裕がなかったけど、いま思えば楽だったんだなあと思う。赤ん坊はほとんど寝てばかりだったし、授乳さえすればそのまま布団に置いたら眠ってくれた。でも始めの頃は、赤ん坊を泣き止ませる術を妻もぼくも知らなくて、「泣いたらどうしよう」と赤ん坊が泣くのが怖くててんぱっていました。はじめの二週間くらいはそんな感じだったけど、たぶん三周目に入ったくらいの頃から、モロー反射がはじまって、寝かけてはびくっとして起きるのをくり返すようになって、赤ちゃんをそのまま寝付かせるのが難しくなってきた。たぶんその頃、モロー反射を抑えるにはどうしたらいいかを考えて、おくるみに巻くことにたどりつき、その延長でおひなまきを知り、そこからまんまる育児のことを知るようになった。だからうちはいちおう生後三週頃からまんまる育児を見よう見まねではじめたんだけど、当時はまったくうまくいっていなかった。

そしてモロー反射での覚醒からはじまって、じょじょに赤ん坊も空腹以外に「眠たい」と言って泣くようになり、生後一ヵ月頃には立派に、一人では眠れなくなっていった。その頃はぼくと妻のまさに模索の時期で、妻は授乳で赤ん坊を泣き止ませることが出来たが、それ以外に赤ん坊を泣き止ませる術を求めて、毎日あくせくしていた。渡部信子さんの本を読んで、こうのとりを試したり、足の裏と裏を合わせてヘソまでもっていく体操をさせてみたり、耳元でビニール袋をガサガサやったり、「シューーー!」と耳元に声をかけたり、それこそネットから何からで知った赤ん坊が泣き止む方法を毎日せっせと試していた。ちまたでは抱っこで赤ん坊は泣き止むらしかったが、ぼくも妻も抱っこで赤ん坊を泣き止ませることができず、要するに妻の授乳以外に赤ちゃんを泣き止ませることができなかったのだ。ただ不思議なことに妻のお母さんの抱っこでは赤ちゃんを泣き止ませることができ、ぼくも妻も同じように抱っこしてるはずなのに何が違うのだろうと不思議に思ったりした。スリングを買ったのはちょうどその頃で、スリングで赤ちゃんが泣き止むらしいという話を聞いて、すがるような思いで買ったのだった。それがちょうど、新生児期の終わり、一ヵ月の頃だった。

そして、スリングは実際によく効いた。「入れるとぴたりと赤ちゃんが泣き止む」はずのスリングで、うちのお子さんははじめまったく泣き止まなかったのだが、四苦八苦して入れていると、あるときふっと泣き止み、かつ眠ってくれたのだ! そのときは本当にスリングで泣き止むんだなあと感動した。うちのお子さんはなかなか手強かったのか、「泣く子も黙るこうのとり」ではまったく泣き止んでくれなかったが、スリングではなんとか泣き止んでくれたのだから。しかしいま思えば其の頃のスリングの使い方といったらひどいものだったと思う。スリングに入れてみたはいいものの、「ほんとにこれでいいの?」とぼくと妻で顔を見合わせるくらい、赤ん坊は体の歪んだ格好で、布にくるまれていた。体はよじっているし、腕はバラバラ、足もろくに曲がっていないのに、なぜか我が子は気持良さそうにスリングに入っていて、「ひょっとしてお腹に入っていたときもこんなに体が歪んでいたのかなあ」と首をひねるばかりだった。

そして一月をすぎる頃からぼくと妻の本当の試練がはじまるのだった。